みるく工房飛鳥 心のふるさと明日香って・・「ほっと・・」するよね 自然がいっぱい 言いあらわす事のできない 安堵感があるのは私だけ 疲れた時 むなしい時 かなしい時 たのしい時 ふり返れば、そこには いつも明日香がある
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m.asuka牛歩の遍歴 進めるところまで進みます。
みるく工房飛鳥通信 西井牧場のasukaの独り言

牛歩の遍歴 三十七歩目
実習の日々が続く毎日で、朝夕は牛舎の仕事で昼間は椎茸の原木を運び金曜日にはドイツ語のレッスンに行くのが日課になっていた。
月日が過ぎるのは早いもので2ヶ月の実習が終わろうとしていた、最後のドイツ語のレッスンだったか「これでひとまず終わるけど、基本的な事は一応したけど・・・」って、俺は何一つ理解していないのに、「まあ、向こうへ行ったらうちの学生もいるし、たまには会って教えてもらったらいいよ」って、何処にいるのか分かっていないのにどうしたらいいんや・・・思わず言いたくなったけど、まぁいいか何とかなるさ、といつも脳天気調で流してしまった。
年が明け新学期が始まり学校では集中講義が始まる、と言うのは毒物取り扱いや機械師の国家試験のための講義があるのだ、それと同時に卒論の追い込みが拍車をかける。
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学生生活も最後になろうとしているのに相変わらずののらりくらりの毎日が続く、ある日実習先のご主人から連絡が入りスイスへ行く日が決まったので飛行機のチケットを予約するからと言うことだった。出発は確か3月半ばだったような記憶がある、とにかく卒業式は出ることが出来なかったのは確かだ。
日にちが決まった以上、準備も進めなくてはならないまずはパスポートを申請する為に県庁まで出かけ、予防注射もしたほうがいいとの事で指定の病院まで行った記憶がある。
突然、C子から電話が入った「今度の日曜日、時間が空いたから会へん」と言う事だった、
当日、C子が学校へやってきた「俺、今度3月にはスイスへ行かんなんね」と決まった内用を話し掛けた、ひときわ明るいC子が今日は何故か静まり返っている、俺の話にうなずくだけで「帰ってくるまで待ってくれるか」と最後の俺の言葉を聞くまでC子は下を見つめたままだった、彼女が思いを振り切って顔をあげた時その目がうるんでいたのが俺には脳裏に電気がはしるような刺激をうけた、「うん、いいよ帰るまで待ってたるわ、向こうで目の青い女の人見つけたらあかんで」って苦笑いしながら言った、この時のC子の愛らしさを忘れることが出来なかった「まだ、行くまで日にちがあるし何回か会えるね」と再度C子は俺に甘え口調で話し掛けた「そうや、それまで楽しもう当分会いたくても会えないものんな」と俺も何か寂しさがこみあげてきたものだった。

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